財務の健全性および透明性の確保

基本的な考え方

当社グループは、多額の設備投資を要する公共性の高い鉄道事業を中心としていることから、財務の健全性および透明性の確保を特に重視しています。財務の健全性に関しては、有利子負債依存度が高かったことから、財務体質の改善を最優先課題として取り組んできました。その結果、不採算事業からの撤退を含む「選択と集中」による収益力の回復に加え、有利子負債残高/EBITDA倍率や自己資本比率など財務指標の改善が進みました。2024年度には日本格付研究所(JCR)による格付がA格へと引き上げられるなど、財務の健全性において着実な成果を上げています。本中期経営計画では、過去最大規模の投資を計画していますが、キャッシュ・アロケーションの最適化を図ることで、基礎的な財務健全性の確保・維持に努めていきます。透明性に関しては、公平・公正な事業活動を担保する仕組みの構築と実践、ステークホルダーの皆さまに対する会社情報の公平かつ適時・適切な開示に取り組んでいます。

※ 営業利益+受取配当金+減価償却費