IRコミュニケーション
基本的な考え方
時代に即応した明確な企業理念のもと、広く社会に信頼される企業として、法令遵守はもとより、経営の透明性向上を重要な責務の一つと考えて「ディスクロージャー・ポリシー」を制定しています。この方針に基づき、株主・投資家をはじめとするステークホルダーの皆さまに対して、継続して、公平かつ適時・適切な情報開示に努めています。
株主・投資家とのエンゲージメント強化に向けて
株主の皆さまに対しては、定時株主総会の活性化に向けた取り組みとして、第1集中日と予測される日を回避して日時の設定を行うことを原則とし、積極的な情報提供と丁寧な質疑応答に努めています。また、議決権行使の円滑化に向けた取り組みとして、招集通知の早期発送に努めるほか、発送に先立ちTDnetにより電子的に開示することを原則としています。加えて、経営状況をご理解いただくために、「株主通信(NANKAI REPORT)」を送付しています。
機関投資家・アナリストの皆さまに対しては、決算説明会などを通じて、経営戦略、事業内容および業績などを説明しています。加えて、なんばエリアをはじめとした当社施設の見学会、スモールミーティング、カンファレンス、個別面談など、対面とWebの両方を組み合わせ、対話の充実と理解の促進を図っています。
株主・投資家との対話の実施状況(2025年度)
当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて、株主・投資家との対話を積極的に実施しています。
2025年度の実施状況について、以下の通りです。
【IR活動の実績】
| 活動 | 実施回数 | |
|---|---|---|
| 機関投資家 | ||
| 決算説明会 | 2回 | |
| 事業説明会 | 1回 | |
| 施設見学会 | 2回 | |
| カンファレンスへの参加 | 1回 | |
| 機関投資家・アナリスト等との個別面談※ | 延べ107回・157名 | |
| 個人投資家 | ||
| 個人投資家向け会社説明会 | 2回 | |
| 株主向け施設見学会 | 1回 | |
※スモールミーティングを含む
【対話内容】
| 主な対応者 | 代表取締役社長、CFO、IR担当 |
|---|---|
| 対話の主なテーマ | ・不動産 投資計画(M&A含む)、事業エリア拡充、スキーム多様化 価格転嫁、専門人財確保/育成 ・公共交通 数値計画、投資計画、インバウンド動向、価格転嫁 ・財務戦略 キャッシュ・アロケーション、株主還元、資本効率性、財務健全性 賃貸等不動産の含み益、政策保有株式の方針 ・まちづくり/新事業 グレーターなんば構想、新事業のマネタイズ ・その他 来期業績予想、中計アップデート、鉄道事業の分社化 なにわ筋線計画、大阪IR |
【経営陣や取締役会に対するフィードバックの実施状況】
| 会議体 | 報告回数 | 報告内容 |
|---|---|---|
| 取締役会 | 1回/年 | ・ターゲット別IR戦略 ・機関投資家とのエンゲージメント活動 ・個人投資家とのエンゲージメント活動 ・外部からの評価 |
| 経営トップ会議 | 1回/年 | ・中計公表後の資本市場の反応 (対話内容/示唆・アナリストレポート) |
| 執行役員会 | 12回/年 | ・IR活動報告 ・対話内容/示唆 ・アナリストレポート ・株価動向 |
【対話の成果】
| 株主・投資家からの主な意見 | 対応(新中計への反映) |
|---|---|
| ・2025年度期初予想について、保守的なガイダンスとの見方 | ・2025年度においては、大阪・関西万博の効果や空港線の見立てを修正し、 ・2026年度においては、期初のガイダンス時点から過度に保守的にならない |
| ・2025年度の期初予想公表後の株価の低迷、 | ・7月の業績予想の上方修正と合わせて増配・自己株式取得を公表 |
| ・投資の蓋然性や実現性をはじめとした不動産事業での | ・事業説明会を開催し、不動産事業の担当役員より戦略の詳細を ・2025年度第2四半期決算説明会において、投資クライテリア・パイプラインを |
| ・2025年度の修正予想を踏まえた中期経営計画最終年度の | ・2025年度決算公表と合わせて、中期経営計画の数値目標のアップデートを公表 |
| ・場中での決算公表を踏まえた開示情報の | ・2025年度決算公表時から決算補足説明資料の冒頭に |
経営トップのIR活動への参画
昨今の情勢を踏まえ、社会が抱える課題、人々の価値観や生活様式は大きく変化しており、先が読み切れないことを前提とした変化への耐性が強い経営が求められています。このような経営環境であるからこそ、経営トップが戦略や戦術を語ることがより一層重要であると考えており、業績や中期経営計画の進捗だけでなく、取り巻く経営環境を踏まえて当社グループが目指すべきサステナブル経営の考え方や、それらを踏まえた具体的な取り組みの内容、今後の方針などを経営トップの言葉で丁寧に説明するなど、エンゲージメントの充実に努めています。今後は、財務に直接影響を与える事業活動だけでなく、非財務領域への取り組みが企業価値を大きく変える重要な要素となっていることから、当社が展開するさまざまな事業やESGに関する取り組みについても、経営層が直接発信、対話する機会を多く設けていく考えです。
ホームページを活用した情報開示の拡充・外部評価の獲得
2022年にIRサイトを全面リニューアルして以降、積極的な情報開示を継続して行っています。四半期ごとの経営指標やセグメント情報などの財務情報のほか、ESGデータ集などの非財務情報を開示するなど、財務・非財務の統合的な開示を推し進めるに加えて、トップメッセージ、CFOメッセージなど経営陣の声を掲載することで、企業姿勢の発信を強化しています。同時に、機関投資家向け決算説明会のアーカイブ動画や個人投資家向けコンテンツの掲載など、より多くのステークホルダーの方々にとって有用な情報の拡充にも取り組んでいます。その結果、2023年以降、継続してIRサイト表彰を受賞しており、2025年度においては、主要評価機関2社(日興アイ・アール株式会社、株式会社ブロードバンドセキュリティ)のIRサイト表彰で高評価を獲得しました。今後も、ステークホルダーの皆さまとのより良いコミュニケーションのため、ホームページのコンテンツ充実、質・量の両面での開示内容のレベルアップに継続して取り組んでいきます。