IRコミュニケーション

基本的な考え方

時代に即応した明確な企業理念のもと、広く社会に信頼される企業として、法令遵守はもとより、経営の透明性向上を重要な責務の一つと考えて「ディスクロージャー・ポリシー」を制定しています。この方針に基づき、株主・投資家をはじめとするステークホルダーの皆さまに対して、継続して、公平かつ適時・適切な情報開示に努めています。

株主・投資家とのエンゲージメント強化に向けて

株主の皆さまに対しては、定時株主総会の活性化に向けた取り組みとして、第1集中日と予測される日を回避して日時の設定を行うことを原則とし、積極的な情報提供と丁寧な質疑応答に努めています。また、議決権行使の円滑化に向けた取り組みとして、招集通知の早期発送に努めるほか、発送に先立ちTDnetにより電子的に開示することを原則としています。加えて、経営状況をご理解いただくために、「株主通信(NANKAI REPORT)」を送付しています。
機関投資家・アナリストの皆さまに対しては、決算説明会などを通じて、経営戦略、事業内容および業績などを説明しています。加えて、なんばエリアをはじめとした当社施設の見学会、スモールミーティング、カンファレンス、個別面談など、対面とWebの両方を組み合わせ、対話の充実と理解の促進を図っています。

 

投資家向け施設見学ツアーの様子

株主・投資家との対話の実施状況

当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて、株主・投資家との対話を積極的に実施しています。
2023年度の実施状況について、以下の通りです。

【2023年度IR活動の実績】
活動 実施回数
決算説明会 2回
カンファレンスへの参加 1回
施設見学会 1回
機関投資家・アナリスト等との個別面談 延べ92回・122名
個人投資家向け会社説明会 1回

※スモールミーティングを含む


株主・投資家との対話の主な対応者 代表取締役社長、CFO、IR 担当
対話の主な内容 中期経営計画「共創140計画」の事業戦略、数値計画、資本政策等
対話において把握された株主の意見・懸念の経営陣や取締役会に対するフィードバックの実施状況
・取締役会への報告:1回/年(IR活動報告、把握した意見・懸念のフィードバック、アナリストレポート概要、今後のIR活動のあり方)
・グループトップ会議への報告:2回/年(IR活動のあり方、今後の方針)
・執行役員会への報告:12回/年(活動報告、把握した意見・懸念のフィードバック、アナリストレポート概要、株価動向)

 

経営トップのIR活動への参画

昨今の情勢を踏まえ、社会が抱える課題、人々の価値観や生活様式は大きく変化しており、先が読み切れないことを前提とした変化への耐性が強い経営が求められています。このような経営環境であるからこそ、経営トップが戦略や戦術を語ることがより一層重要であると考えており、業績や中期経営計画の進捗だけでなく、取り巻く経営環境を踏まえて当社グループが目指すべきサステナブル経営の考え方や、それらを踏まえた具体的な取り組みの内容、今後の方針などを経営トップの言葉で丁寧に説明するなど、エンゲージメントの充実に努めています。今後は、財務に直接影響を与える事業活動だけでなく、非財務領域への取り組みが企業価値を大きく変える重要な要素となっていることから、当社が展開するさまざまな事業やESGに関する取り組みについても、経営層が直接発信、対話する機会を多く設けていく考えです。

ホームページを活用した情報開示の拡充

2022年にIRサイトを全面リニューアルして以降、積極的な情報開示を継続して行っています。四半期ごとの経営指標やセグメント情報などの財務情報のほか、ESGデータ集などの非財務情報を開示するなど、財務・非財務の統合的な開示を推し進めるに加えて、トップメッセージ、CFOメッセージなど経営陣の声を掲載することで、企業姿勢の発信を強化しています。同時に、機関投資家向け決算説明会のアーカイブ動画や個人投資家向けコンテンツの掲載など、より多くのステークホルダーの方々にとって有用な情報の拡充にも取り組んでいます。その結果、日興アイ・アール株式会社の「全上場企業ホームページ充実度ランキング調査」において、「総合表彰 優秀サイト」に2年連続選出されました。今後も、ステークホルダーの皆さまとのより良いコミュニケーションのため、ホームページのコンテンツ充実、質・量の両面での開示内容のレベルアップに継続して取り組んでいきます。