観光資源の保全と活用

ツーリズム戦略

ツーリズム戦略では、当社グループの強みである「ポテンシャルの高い観光資源」を活かすべく、和歌山県を中心としたエリア・ソリューションの深掘りに取り組んでいきます。和歌山県は、高野山、熊野古道などの世界遺産をはじめとした豊富な観光資源を擁し、インバウンドの地方誘引を享受できる大きなポテンシャルを秘めている一方、観光地が点在していることが課題です。

これらを踏まえ、「ラウンドトリップわかやま」と命名した滞在・周遊型ツーリズムの促進に取り組んでいきます。和歌山エリアにおける当社グループのリソースも活用し、公共交通による県内移動環境と観光・滞在拠点の再整備を図っていきます。

今後は、和歌山県内に拠点を構え、さまざまな共創パートナーとともに、地域に根差した新たな取り組みを進めていくことで、地域GDPの拡大を図っていきます。

 

和歌山県、株式会社紀陽銀行との包括連携協定締結

2024年7月、当社、和歌山県、株式会社紀陽銀行の3者は、包括連携協定を締結しました。本協定に基づき、持続的な地域づくりや賑わいの創出などの地域活性化やリゾート施設、宿泊施設の誘致やプロモーションの実施などの観光振興についての連携を進めていきます。今後、和歌山県で不足するラグジュアリーホテルの誘致をはじめとするエリア全体の開発により、地域づくりや産業の振興、雇用促進、経済の好循環を図っていく考えです。

 

包括連携協定締結式の様子

「高野山」世界遺産登録20周年を契機に地域と協働しプロモーションを展開

当社沿線における最大級の観光資源である、聖地「高野山」は、「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年7月に世界遺産に登録され、今年で世界遺産登録20周年を迎えました。これに伴い、国内の日帰り観光客をターゲットに、高野山や高野山麓エリアの事業者と協働し、高野山や高野山麓エリア現地に行かないと味わえない「神社・仏閣体験」「飲食店・お土産店等の体験」「飲食特典・割引」を実施しています。

また、これらの世界遺産登録20周年ならではの体験を集約した特設Webサイトを立ち上げ、「ふれたい、高野山。2024」と題し高野山・高野山麓エリアへのさらなる来訪を促すプロモーション展開を行っています。

今後は、需要のある体験内容を検証し、より訴求力の高いコンテンツを沿線事業者と共に開発・PRすることで、高野山・高野山麓エリアへの観光誘客を引き続き実施していきます。

 

プロモーションポスター「ふれたい、高野山。2024」