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中百舌鳥駅ホームドアの設置

駅ホームのさらなる安全性向上のために、中百舌鳥駅4番線ホームにホームドアを設置し、2024年3月から運用を開始しました。

ドア部が二重引き戸構造となる大開口ホーム柵を採用し、異なる扉位置に対応しています。また、お客さまの安全性向上を目的として、ホームドア閉扉時にお客さまの身体や荷物が挟まったことを検知し、開扉する戸挟防止機能や、3Dセンサーによりホームドアと車両扉の間の居残りを検知する機能を有しています。2024年度は中百舌鳥駅3番線のホームドアの運用を開始する予定です。2025年度以降も、乗降客数やラッシュ時のホーム混雑状況などを考慮して、他駅への整備も推進していきます。

 

中百舌鳥駅ホームドア

AIを用いた踏切異常検知システムの試験導入

踏切は線路と道路が交差する場所であり、通行者が渡り切れず、列車と接触する危険性がある場所です。また、踏切事故が発生すると、列車の運休や遅れが発生するため、多くのお客さまに影響を及ぼします。

そのため、当社では2019年度に事故の早期復旧を目的として全ての踏切に監視カメラを導入しました。2024年3月からは、さらなる踏切の安全性向上のために、監視カメラを活用したAIを用いた踏切異常検知システムを、新たに中百舌鳥2号踏切道に試験的に導入しています。このシステムを導入することにより、踏切事故を未然に防ぐことが期待されます。現在は、実用に向けて、踏切内に取り残された「通行者」の検知性能の確認と、踏切に接近する列車へ停止することを知らせる特殊信号発光機との連動について試験を実施しています。

今後においては、2024年度以降の実運用開始を目指し検討を重ねてまいります。

 

踏切異常検知システムのテストの様子

車内防犯カメラ

列車をより安心してご利用いただけるよう、車内のセキュリティ向上と犯罪防止のため2023年6月から通勤車両に車内防犯カメラを導入しました。

カメラは1両につき計4台を基本として、ドアの上部に設置しています。また、カメラ設置部付近にはステッカーを貼り付けて、お客さまへの周知を図っています。

現在、列車内のセキュリティ向上と犯罪抑制のため、車内防犯カメラの設置を進めています。2024年度末時点には当社が保有する全車両698両(ケーブルカー含む)のうち1/3の車両(232両)での設置が完了する見込みであり、2028年度末までに全車両での運用開始を目指しています。