なにわ筋線の開業による新たな南北軸の形成

「なにわ筋線事業」の都市計画事業認可を取得し、着工準備へ

2031年の開業を目指して推進している「なにわ筋線事業」については、2020年8月に鉄道区域、2021年1月に道路区域の都市計画事業認可を、整備主体である関西高速鉄道㈱が取得し、用地測量や建物調査など用地取得・補償業務を進めるほか、2021年10月には(仮称)中之島駅部、(仮称)西本町駅部の工事に着手するとともに、南海新難波駅部および分岐トンネル部においても準備工事に着手するなど、開業に向けた取り組みを着実に進めています。

当社が実施している新今宮駅分岐部北側の新設高架橋の受託設計や、分岐器新設に伴う既存高架橋の照査も計画どおりに進んでいます。今後も国や地元自治体、関係先との連携を密に、事業を着実に推進していきます。

 

なにわ筋線の整備で期待される主な効果

    国土軸である新大阪や大阪都心部と大阪南部地域などを直結

    うめきたエリアの拠点性向上や中之島エリアのまちづくり促進

    関西国際空港へのアクセス強化

    広域的な観光拠点間の交流の誘発

    なんばエリアへのアクセス性の向上

なにわ筋線計画概要

           

整備区間

大阪駅(うめきたエリア)~(仮称)西本町駅~南海新今宮駅
大阪駅(うめきたエリア)~(仮称)西本町駅~JR難波駅

中間駅

(仮称)中之島駅、(仮称)西本町駅、(仮称)南海新難波駅

総事業費

約3,300億円(概算)
うち 地方自治体出資 約330億円(大阪府165億円、大阪市165億円)
   民間出資 約330億円(南海電鉄185億円、JR西日本145億円)

整備主体

関西高速鉄道株式会社

営業主体および
営業区間

南海電気鉄道株式会社 営業区間:大阪駅(うめきたエリア)~南海新今宮駅
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本) 営業区間:大阪駅(うめきたエリア)~JR難波駅

開業目標

2031年春