交流人口の拡大をもたらす商品・サービスの提供
(インバウンド、大阪・関西万博、IR)
大阪・関西万博に向けた取り組み
2025年4月から半年にわたって開催される大阪・関西万博では、非常に多くの来場者数が見込まれるため、当社グループは交通事業者として社会的期待に応えるべく、関西国際空港をはじめとする拠点と会場の夢洲を結ぶアクセスとして鉄道やバス輸送を担い、総力を挙げて輸送需要に応えていく考えです。
そのほか、交通アクセスを基軸としたさまざまな事業を検討しています。具体的には、大阪・関西万博を契機に関西へ訪れる国内外の観光客をターゲットに、「KANSAI MaaSアプリ」やQR乗車券「スルッとQRtto(クルット)」を活用することで、沿線エリアへの誘客施策にも取り組んでいきます。
シャトルバスによる輸送
大阪・関西万博会場までのシャトルバスによる輸送について、当社の主要拠点であるなんば駅、堺駅、堺東駅および関西国際空港からの運行を、当社グループのバス会社が担う予定です。現在、関係各所との調整や準備を進めています。国内外から万博会場に向かうお客さまに着席・予約制での快適な輸送を提供するとともに、会場からの帰路にはなんばや堺市内で滞在いただき、観光や飲食を通して当社沿線の魅力を堪能いただきたいと考えています。
また、シャトルバスの運行によって、お客さまの選択肢を増やすだけでなく、地下鉄その他の経路における混雑緩和や交通分散にも協力します。なお、混雑緩和に関しては、当社および当社グループ各社は企業として「万博TDMパートナー」に登録し、万博期間中の移動量や配送量の削減、混雑時期・ルートの回避といった交通集中の回避に努めます。
大阪・関西万博を見据えた海外プロモーション
当社では、2025年の大阪・関西万博の開催を機に、来阪されるインバウンド旅客に対し、鉄道や商業施設の利用促進、沿線観光地への誘客を目的としたPRや旅行博でのブース出展およびセミナー登壇、旅行会社へのセールスを行っています。
2023年度は、シンガポール、台北、ロサンゼルスなどの旅行博にてブース出展や旅行会社との商談を行い、高野山を始めとする沿線の観光地や5月に発売したQR付きデジタル乗車券などをPRしました。
今後も、世界情勢やニーズを捉えて沿線への旅客誘致に取り組みます。