
車両係の仕事
先輩からのメッセージ
はじめは工具も触ったことがなく、車両に関する知識も0からのスタートで不安でしたが、上司や先輩に丁寧に教えていただき、今では自身が後輩の指導にも携われるようになりました。
自分が整備した車両が安全に走っているのを見かけた時にとてもやりがいと充実感を得られます。
仕事風景

事故・故障などを未然に防ぐために、省令で定められた鉄道車両の定期的な検査業務を遂行、統括しています。その他、新造車両・改造工事車両の設計や車両装置の調査研究、故障修理、機器更新の計画立案・実施に加え、自動運転導入に向けたDXにも取り組みながら、日々の営業運用に車両を計画的に充当する指令業務も担います。

「検査業務」
短いものでは7日、長いものでは8年毎に行っている検査や工程計画、管理業務に携わります。
また、極楽橋駅-高野山を繋ぐケーブルカーの運行や検査業務も担っており、特急から通勤車両まで様々な車両の個性を掴むこともやりがいに感じられる仕事です。
故障が発生した時は図面を読取り、機器を測定、皆で意見を出し合い、故障原因の究明を図ります。再発防止のために、未然防止の検討も行うなど、図面の読解力が試される技術者の真価が発揮できる場となっています。

「新造・改造設計業務」
車両の新造設計や、改造業務に携わります。
車両設計に携わるまでに、現場での保守整備の経験を積みながら、車両構造を学び、
保守整備の経験を活かして、故障の少ない車両、安全で快適な車両づくりを目指します。
自分の手掛けた新造車両や改造車両が営業線を元気に走っているのを見かけた時に設計者のやりがいと充実感を得られるでしょう。
サステナブル経営を実現するため、省エネ車両の導入に積極的に取組みながら、車内の機能やデザインにおいても「乗りたい電車づくり」を目指しています。



一日の仕事例
車両係の日々の仕事は8:30に出勤し、17:20に終了する普通勤務と夜勤のある勤務があります。
夜勤では車両の留置や保守対応、早朝の車両出庫準備といった業務を行います。
なお、夜勤のある勤務は一定期間で交代して普通勤務に戻ります。割合としては普通勤務が多いです。
また、入社してから当面は普通勤務の業務を担って頂きます。
【ある日のタイムスケジュール(一例)】

<夜勤について>
夜勤がある場合、以下の2パターンのスケジュールで対応します。
①日勤のあと以下のスケジュールで対応
・17:20~20:40 保守業務、夜業務打ち合わせ、夕食
・20:40~翌3:30 車両留置・保守作業(休憩:50分、仮眠:3時間)
・3:30~8:30 車両出庫準備、朝食引継ぎ
・8:30 勤務終了
②夜から出勤し、以下のスケジュールで対応
・19:10~20:40 出勤・引継ぎ
・20:40~翌3:30 車両留置・保守作業(休憩:50分、仮眠:3時間)
・3:30~8:30 車両出庫準備、朝食引継ぎ
・8:30 勤務終了
キャリアアップの流れ
個人差はありますが、このようなキャリアステップになります!
鉄道テクニカルスタッフでは、毎日、新たな知識や技術を習得でき、日々の成長を感じられます。
技術主任補佐になれば、点検・保守業務などチームでの作業をまとめることを任せられます!
技術主任は職場運営や全体の点検・保守業務の管理を、
職場長になれば、職場全体の運営を任せられ、これまでの経験や知識、技術を活かして活躍できます!

「鉄道テクニカルスタッフ」
点検・保守作業を担う
「技術主任補佐」
鉄道テクニカルスタッフを束ねながら点検・保守作業を担う
「技術主任」
現業では、職場運営を担う、事務所作業を担う
本社では、計画立案や部門全体の運営を担う
「職場長・課長補佐」
職場全体、部門全体の運営を取りまとめる
鉄道テクニカルスタッフの仕事

