
工務係の仕事
先輩からのメッセージ
日々の線路や土木構造物の点検、修繕等を通じて、鉄道利用者の皆さまへ安心・安全をお届けできることがやりがいです。
鉄道の土木構造物は橋梁、トンネル、のり面等があり、他の職種では携われない線路に関する幅広い知識を吸収することができます。
日常の維持管理以外では、なにわ筋線事業や、連続立体交差事業など0から1を生み出す業務も多くあり、毎日飽きることなく仕事に取組めます!
仕事風景

土木系は、主に『維持管理部門』と『建設部門』の2つの分野があります。
『維持管理部門』では、線路や橋・トンネル・ホームなど、日頃の鉄道運行に不可欠な施設・設備の点検・補修・補強や、それに伴う費用面の管理を行っています。
『建設部門』では鉄道を高架化すること(連続立体交差事業)を主体とし、踏切をなくしたり、運転保安の向上と交通渋滞の解消を目的とした鉄道の高架化工事を行っています。
鉄道運行の根幹となる施設・設備の建設及び維持管理を行い、安全・安心な鉄道輸送サービスを支えるのが土木系の役割です。

「維持管理部門」
安全・安心な輸送サービスを支える軌道・土木構造物のメンテナンスに取り組んでいます。
管理範囲は南海本線、高野線、その他支線を含む全線に及ぶため、計画的に点検や補修、改良工事等を実施しています。
その他、ホームドアの設置やホームの段差解消による安全性向上の取組みや、ロングレール化などの軌道強化を図り、軌道の保守軽減のために省力化軌道などにも取組んでいます。
また、列車運行に支障を及ぼす恐れのある工事(道路構造物の建設工事など)について、影響検討や施工方法等に関する自治体との協議なども行います。

「建設部門」
運転保安の向上と交通渋滞の解消を目指し、堺市内・高石市内で鉄道の高架化(連続立体交差事業)を推進しております。
鉄道工事の発注者として、必要な意思決定や業務を遂行しており、
具体的には、費用の確保等に関する行政との協議や、社内運輸部門や他技術部門等との調整、実際に工事を行う建設会社や設計を行うコンサルタントとの調整、地元の応対などを行います。
様々な関係者を巻き込みながら、事業の円滑な推進を図ります。



一日の仕事例
工務係の日々の仕事は8:30に出勤し、17:20に終了します。
ただし、電車が走っていない終電~始発までの間にしかできないメンテナンス業務がある時は
皆で交代しながら夜間作業で対応します。
【ある日のタイムスケジュール(一例)】

<夜勤について>
夜勤がある場合、日勤のあと以下のスケジュールで対応します。
・17:20~22:00 休憩・仮眠
・22:00~ 夜間勤務開始
・24:00~翌日6:00 現地にて作業
・6:00~8:30 仮眠(休憩)
・8:30 勤務終了
※8:30~勤務する場合もあります
キャリアアップの流れ
個人差はありますが、このようなキャリアステップになります!
鉄道テクニカルスタッフでは、毎日、新たな知識や技術を習得でき、日々の成長を感じられます。
技術主任補佐になれば、点検・保守業務などチームでの作業をまとめることを任せられます!
技術主任は職場運営や全体の点検・保守業務の管理を、
職場長になれば、職場全体の運営を任せられ、これまでの経験や知識、技術を活かして活躍できます!

「鉄道テクニカルスタッフ」
点検・保守作業を担う
「技術主任補佐」
鉄道テクニカルスタッフを束ねながら点検・保守作業を担う
「技術主任」
現業では、職場運営を担う、事務所作業を担う
本社では、計画立案や部門全体の運営を担う
「職場長・課長補佐」
職場全体、部門全体の運営を取りまとめる
鉄道テクニカルスタッフの仕事

