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運輸

新観光列車「GRAN 天空」と「特急こうや」が再エネ100%で走行します

2025年10月28日

 

 南海電気鉄道株式会社(社長:岡嶋 信行、以下「当社」)では、現在運行中の観光列車「天空(橋本駅~極楽橋駅間運行)」に代わる、高級感あふれる新たな観光列車「GRAN 天空(グラン テンクウ)」を2025年度末に難波駅~極楽橋駅間で運行開始予定です。それに併せ、当社は、京セラEPA合同会社(以下「京セラEPA」)および関西電力株式会社(以下「関西電力」)とオフサイトコーポレートPPA※1に関する契約に合意しました。
 この取組みは、「南海グループ環境ビジョン2030」の達成に向けて、「GRAN 天空」および同区間を運行する「特急こうや」が走行する際に使用する電力相当分について、京セラEPAが当社専用の太陽光発電設備を開発・運営し、関西電力が小売事業者として当社への電力の調達・供給を行うもので、2026年4月の導入を予定しています。

 

「GRAN 天空」外観
「GRAN 天空」外観
「特急こうや」
「特急こうや」

 今回の取組みは、2021年6月に開始した鋼索線(高野山ケーブルカー)の再エネ100%運行、2024年4月に開始した特急ラピート全6編成の再エネ100%走行に続くものです。本件により年間約1,100トン※2のCO2排出量(一般家庭約450世帯分)を削減できる見込みです。

 

※1 「Power Purchase Agreement」(電力供給契約)の略。需要家と発電事業者が小売電気事業者を介して
長期・固定価格での電力購入契約を結ぶ、電力供給・調達方法

※2 関西電力「小売電気のCO2排出係数(2024年度実績)」から算出