当社の取り組み
設備投資計画と利用者サービス向上策
①鉄道事業のサステナビリティを高める安全・安定的な輸送基盤の強化
<安全対策>
連続立体交差事業 投資額・・・約34億円
・自治体と協力して高石市内及び堺市内の計画を推進
・踏切事故と交通渋滞を解消するとともに高架下を有効活用し、 “まち”としての賑わい創出を図っていく


踏切道の安全性向上 投資額・・・約5億円
・これまでの踏切障害物検知装置より踏切道内の車いす、歩行者、自転車等に対して検知性能を高めることが可能となる「平面式踏切障害物検知装置」を2026年度までに計44踏切道へ導入する等、踏切の安全性を向上


ホームドア設置
・2024年春頃の運用開始を目指し、中百舌鳥駅4番線ホームに「ホームドア(大開口ホーム柵)」を設置
・今後、中百舌鳥駅において4番線以外の番線や他駅についても設置を検討
車両防犯対策 投資額・・・約3億円
・2028年度末までに全車両で車両防犯カメラの運用を開始予定

投資額はいずれも2022年度~2026年度の合計
<災害対策>

危険樹木伐採
・高野線橋本~極楽橋駅間にある沿線樹木に対し、樹木医による健全度診断を行い、その結果に基づいた樹木伐採等を実施


耐震補強工事 投資額・・・約26億円
・南海トラフ巨大地震などの今後発生が予測される大規模地震に備えて、駅舎や高架橋柱などの耐震補強を計画的に実施

橋梁洗掘防止対策 投資額・・・約10億円
・橋梁の安全性の向上として、橋梁の洗掘防止対策を推進


風水害への備え
・防災カルテの作成、気象情報を活用した速やかなリスク評価
・津波ハザードマップの現場従業員への配付
・従業員に対する定期的な防災教育の実施
投資額はいずれも2022年度~2026年度の合計
②社会的要請に応えるサービスの高度化
<移動ニーズへの対応>
通勤車両の新造・更新 投資額・・・約146億円
・多言語対応の液晶モニタ設置、車いすスペース確保によるバリアフリー対応、CO2排出量削減による省エネ対応等、「人と環境にやさしい車両」への置き換えを加速化


駅バリアフリー 投資額・・・約19億円
・移動経路のバリアフリー化
・ホーム嵩上げ工事(段差縮小工事)
・列車とホームの隙間を埋めるくし形ゴムを用いた隙間縮小工事


トイレリニューアル 投資額・・・約9億円


投資額はいずれも2022年度~2026年度の合計
<沿線価値向上>
駅リニューアル 投資額・・・約12億円
・「選ばれる沿線づくり」をめざした地域共創型のまちづくりの一環として中百舌鳥駅のリニューアル事業を推進
・2Fコンコースの店舗面積を拡大し、駅コンコースの床面・壁画・天井や駅舎外壁の美装化工事等を実施


新たな観光特急車両の導入 投資額・・・約23億円
・2025年度を目標に新たな観光特急車両の導入を計画、高野山へのアクセス手段としてだけでなく、「乗車すること」自体を目的化していただけるサービスの提供を追及

新しい利用サービスの拡充
・2023年には、PiTaPa・ICOCAでのご乗車を対象とした新たなポイントサービスを導入
・特急チケットレスサービスのポイントとminapitaポイントを相互に交換できるサービスも開始


minapitaポイントを付与

投資額はいずれも2022年度~2026年度の合計
「ICOCA」は西日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
「PiTaPa」は株式会社スルッとKANSAIの登録商標です。
<デジタル技術の実装による新しい価値の提供>
キャッシュレス化の推進 投資額・・・約5億円
・交通系ICカードを持たないお客さまでも、普段お使いのクレジットカードやQRコードを利用した乗車券でご乗車いただける次世代改札機の設置


「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
保守業務のデジタル化 投資額・・・約13億円
・設備の状態を常時監視し、タイムリーなメンテナンスを行うことで安全性を脅かす事象を未然に防止する「予防保全」を取り入れた点検保守体制とすることで安全性や効率性を向上
・施設点検において、鉄塔や高架下等の点検業務の高精度化、災害現場のリアルタイムの映像の配信にドローンを活用


自動運転実証実験 投資額・・・約7億円
・自動化レベルGoA2.5(前頭運転台に運転士以外の係員が乗務)による自動運転化を実現させるべく、2023年8月頃から和歌山港線において、試運転車両を用いた実証実験を開始

投資額はいずれも2022年度~2026年度の合計