不動産業

南海グループの不動産賃貸業の系譜は、1932年に遡ります。当時の最新建築技術を駆使して建設された4代目難波駅である「南海ビル」がその始まりです。駅のコンコースと一体化した南海ビルは、なんばスカイオ、なんば CITY、スイスホテル南海大阪とともに、さまざまな都市機能を併せ持つ「南海ターミナルビル」を形成しており、長年にわたり大阪ミナミ・難波の玄関口としてお客さまに親しまれています。

また、キーノ和歌山（2020年6月開業）など沿線の主要ターミナルを中心に、商業・オフィスビル、マンション、鉄道高架下施設、駐車場などを経営しているほか、沿線外においても泉北高速鉄道が大規模物流施設「東大阪流通センター」「北大阪流通センター」を運営するなど、幅広い事業展開を進めています。

南海グループは、戦前から沿線各地において住宅開発事業を手がけてきましたが、大規模な街づくりは1960年代の「南海狭山ニュータウン」の開発が最初でした。当時としては大阪府下で最大規模の開発を成功させた後も、「南海くまとりニュータウン」や「南海橋本林間田園都市」「南海美加の台」 「南海くまとり・つばさが丘」など、沿線各地で数百から数千戸規模の大規模開発に取り組み、沿線の発展に寄与してきました。

一方、分譲マンション事業にも鋭意取り組んでおり、南海グループによる「VERITE（ヴェリテ）」シリーズの分譲マンションを沿線内外で事業展開しています。 また、総合不動産会社である南海不動産は、分譲住宅・分譲マンション・土地活用からリフォーム（法人向け）まで、住宅と土地に関する事業を幅広く手がけています。