2025年4月、泉北高速鉄道との統合および創業140周年を迎えるにあたり、
南海電鉄は運輸部門の制服を32年ぶりにリニューアルしました。
新しい制服が誕生する一方で、長く親しまれてきた旧制服は役目を終えます。

制服はただの仕事着ではありません。
毎日の業務を支え、駅や車内でお客さまを迎え、
仲間との時間をともに刻んできた存在です。
そこには、働く人の誇りと、積み重ねてきた
日々の思い出が詰まっています。
その記憶を捨てるのではなく、未来へつなぐ方法を選びたい。
環境への責任を果たしながら、思い出も大切にしたい。
役目を終えた後も、お客さまに親しんで愛用してもらいたい。
こうした思いから始まったのが、旧制服のアップサイクルでした。

捨てられるはずの製品に新たな価値を与える、「アップサイクル」。
日常生活でご愛用いただけるスマホショルダーバッグとペンケースへ、旧制服は生まれ変わりました。
制服の生地をそのまま活かし、エンブレムやボタンをあしらったデザインは、世界に一つだけの仕上がりです。
ほつれや色合いの違いも、長い年月を共にした証。
一着の上着から作れるのはわずか一つです。残った生地も無駄にせず、自動車内装材へとリサイクルしました。

「これ、カワイイ!」
「思い出のある制服がこんな形になるなんて、うれしい」
10月に開催された南海電車まつりで、アップサイクルグッズが多くのお客さまに迎えられました。
手に取った瞬間、驚きや懐かしさ、そして笑顔が広がっていく――
そんな光景が会場にあふれていました。
※グッズは一部完売しており、今後株主優待での進呈などを予定しております。詳細は決まり次第、改めて南海電鉄公式サイト等で発表いたします。
南海グループは、制服アップサイクルのほかにも、使用済みのペットボトルを原料とし、
新たにペットボトルを作る「水平リサイクル」をなんばエリアにて実施するなど、
廃棄物の削減に取り組んでいます。
これからも、環境にやさしく。循環型社会の実現を目指して、資源の有効活用に取り組んでいきます。
