• 融雪器の設置

  • 融雪器の設置

 当社では、降雪期を迎えるこの時期、各駅の転てつ器に「融雪器」を設置しています。
「融雪器」とは積雪や凍結により転てつ器が転換できなくなることを防ぐため、レールを下部から火で温め雪や氷を溶かすためのものです。当社では824個の融雪器があり、一つひとつレールの下へ人の手で置いていきます。
 深夜に積雪が予想されるときなどは、始発前から駅係員が融雪器への点火や除雪作業などを行い、列車の運転に支障がないよう準備を行います。また使用後は、付着した灰を取り払い再び使用できるよう清掃します。冬の安全運行には欠かせない、重要な装置です。

  • 担当者コメント
  • 運輸部業務課 森田 和也

    Q.設置にあたり苦労する点は?

    部品を組み立てて給油するだけでも苦労しますが、車庫がある駅では設置数も多く、広い構内を融雪器を抱えて移動しなければならないため、特に労力がかかります。また、営業時間に設置するため列車監視員を付け安全確認を徹底して、列車が来る時は一時作業を中断させるなど従業員の安全を守るのにも気を配っています。

  • Q.使用にあたり苦労する点は?

    翌早朝の降雪予報があったときは、仮眠している従業員は深夜2時や3時に一度起床し、降雪状態を確認しています。雪が降っていないときは再度仮眠をとっていますが、落ち着いて睡眠できないのも苦労の一つです。また、一度点火しても燃焼時間が約4~5時間であるため、降雪が長く続くと再度給油に向かわなければなりません。20リットルの灯油を運びながら線路上を移動するのは想像以上に辛くて体力のいる作業です。

    Q.今後の想いは?

    融雪器の設置、使用は大変労力のかかる作業ではありますが、雪害対策を怠ってしまうと大きな輸送障害を招いてしまい、たくさんのお客さまにご迷惑をお掛けしてしまいます。お客さまが安心して当社を利用できるように厳しい冬への備えを万全にすることで、安全かつ定時運行に努めてまいります。