当社では2019年11月より、高野線で14年ぶりとなる新造車(8300系)を導入しています。8300系はこれまで1~5次車を南海線にて導入してきました。そして今回、高野線6000系車両の代替車両として、新たに8300系の6次車を高野線に導入しました。

 今回導入した8300系の座席の布地には、お客さまのアンケートをもとにデザインされた9000系更新車両「マイトレイン」と同じ、黒とグレーのツートンカラーを採用。さらに一人ひとりの座席幅が明確な、バケットシートにすることで定員着席を促進しています。

 また車両の走行装置のひとつであるVVVF 制御装置では、「ハイブリットSic」と呼ばれる素子を使用したものを採用。これにより、ブレーキ使用時に発電される電力を別の走行車両へ送電し、さらに余分な電力は変電所へ返すことが可能となり、8300系の5次車までに比べて15%の省エネを実現しています。

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    マイトレインにて導入したツートンカラーの座席を採用

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    吊り革の色においても、マイトレイン設計時のアンケートの声を踏襲し、藍色を採用

  • 担当者コメント
  • 車両課 田中 良介

  •  南海線では関西空港をご利用のお客さまがスーツケースなどを持ってご乗車されることも多いため、ラゲッジスペースを設けております。一方、高野線では通勤・通学など普段利用のお客さまも多いので、そのラゲッジスペースを撤去してより多くの座席を設置しました。新車導入にあたり、抑速ブレーキ(下り坂でも速度超過にならず、一定の速度を保つためのブレーキ)を、高野線に適した設定にする必要があったのですが、短い区間で何度も試運転を実施するなど、多くの苦労がありました。今後も計画的に高野線で8300系を導入し、お客さまに満足いただけるよう努めてまいります。