気候変動リスク等の自然災害への備え

気候変動リスク等の自然災害への備え

気候変動により自然災害発生リスクが増大しています。当社は自然災害に備え、地震発生時に全列車の運転士に緊急停止を指示する「緊急地震速報システム」や、雨量、風速、地震など気象情報や河川水位などの線路支障情報を集約把握する「防災情報システム」を導入しています。

また、大阪府・和歌山県が公表している避難対象地区(津波浸水エリア)の駅には、津波ハザードマップや避難場所・避難経路図を掲出し、駅間で列車が停車した場合に、お客さまを津波到達前に安全な場所へ誘導するため、津波避難用看板を設置するなどの対策をとっています。

 

2022年度に実施した自然災害対策
対策テーマ 2022年度の実施内容 2023年度目標
南海トラフ大地震に備えた構造物の耐震補強 高架橋柱110本の耐震補強工事を実施
(進捗率94%)
67本の耐震補強工事を計画
河川橋梁の洗掘防止対策 1橋脚の洗掘対策工事着手 1橋脚の洗掘対策工事完了、
1橋脚の洗掘対策工事の着手予定
危険樹木の計画的な伐採 樹木医による健全度診断で危険と
判断された樹木を45本伐採
列車運行への影響が大きい樹木を
優先的に伐採

 

 

岸里玉出駅耐震補強
高野線紀ノ川橋梁P3橋脚洗掘防止対策工事
樹木伐採状況