ニュースリリース
運輸

地域住民の移動課題と観光輸送を支援!
3月8日(土)から和歌山市雑賀崎・田野エリアで
「グリスロ」を活用した実証実験を開始
~ 2つの運行方法(「ラストワンマイル輸送」と「観光輸送」)を実施 ~

2025年02月19日

 

 南海電気鉄道株式会社(社長:岡嶋 信行)では、和歌山市(市長:尾花 正啓)、アサヒタクシー株式会社(代表取締役:山田 康文)、および和歌山バス株式会社(社長:佐伯 一也)協力のもと、和歌山市雑賀崎・田野エリアにおいて、地域住民の移動課題の解決と路線バスの利便性向上を目的に、乗車定員3人~4人のグリーンスローモビリティ(以下、グリスロ)の実証実験を実施します。
 本実証実験では、地域住民の移動課題を支援する「ラストワンマイル輸送」と、観光誘致を目的とした「観光輸送」を、2025年3月8日(土)から6月22日(日)まで無料で実施します。なお、毎週水曜日は定休日です。

 雑賀崎・田野エリアは、坂道や階段が高齢者の移動にとって大きな障害となっており、自宅と最寄りバス停までの移動が困難な状況です。
 この問題を解決するために実施するサービスが「ラストワンマイル輸送」であり、指定されたエリア内で、バス停と自宅などの相互間輸送サービスを提供することで、地域住民の移動を支援するとともに、路線バスの利便性向上を目指します。このサービスは、平日を基本に9時50分から16時50分まで運行します。(基地への入出庫時間を含むため、詳細は予約ダイヤル(070-2915-6764)にお問い合わせください。)
 また、雑賀崎・田野エリアは、魅力的な観光資源が点在している一方で、公共交通でのアクセスが難しく、観光スポット間の移動が困難になっています。そこで、平日・土休日とも、コース内の観光スポットや飲食店などに自由に立ち寄ることができる、観光を目的とした「観光輸送」を実施します。このサービスは最大1日2便運行し、所要時間は約2時間です。
 なお、ご利用にはいずれも、乗車日の1週間前から前日までの電話予約が必要です。ただし、土休日は「観光輸送」を優先します。

 

グリーンスローモビリティ(通称:グリスロ)とは
「時速20㎞未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービス」のことを指します。環境への負荷が少なく、狭い路地も通行が可能な点が特徴で、観光客の周遊や高齢者の移動手段の確保など地域の様々な事情に合わせて活用することができます。

グリスロイメージ