当社では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定期的に車両や駅設備を消毒し、係員がマスクを着用するなど、お客さまに安心してご利用いただけるよう様々な取組みを行っています。2020年7月中旬より、さらに安心してご利用いただけるよう、保有する全ての車両内において順次、抗ウイルス・抗菌加工を行っています。
保有する全696両および泉北高速鉄道の全112両を対象に、インフルエンザウイルスなどへの効果が数年間持続することが確認されている抗ウイルス・抗菌材を車内全般に噴霧しています。
コロナ禍においても安心してご利用いただくため、引き続き様々な取組みを進めてまいります。
(参考)当社の新型コロナウイルス感染症の拡大防止の取組み
http://www.nankai.co.jp/library/pdf/prevention.pdf
座席、吊り手、手すり、窓などに抗菌材を噴霧後、その部分が空気と反応することで効果が出る仕組みになっている
抗ウイルス・抗菌加工済みの車内には、ステッカーを掲出
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車両課 三好 将史
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車両への抗ウイルス・抗菌加工にあたり、最も重視したのはスピード感でした。全車種・全車両を施工の対象としているので、現在も作業員の確保や車両運用など様々な調整を図りながら進めています。また実際の施工作業においては、グループ会社の南海車両工業にも協力を仰ぎ総動員で進めています。その一方、どの抗菌材を採用するかにおいては、「少しでも効果のあるものを」との思いから、複数の製品を比較し慎重に検討を行いました。
噴霧作業に必要な道具の在庫切れなど準備作業が難航しましたが、安心してご利用いただくために「絶対にやらないといけない」という使命感のもとで進めています。1日でも早く全車両に施工できるよう、引き続き努めてまいります。