当社では、踏切道の安全性向上のため、主な踏切道に障害物検知装置を設置しています。踏切障害物検知装置は、踏切道内で立ち往生した自動車などを検知すると、特殊信号発光機を動作させることで、付近を走行する列車の運転士に直ちに異状を知らせる踏切保安装置です。

 従来は踏切道内にレーザー光を線状に張り巡らせて障害物を線検知する方式の装置(図1)を採用していましたが、このレーザー光を平面放射して750mm高の物体に対し面検知する装置(図2)を導入し、2020年2月から二色浜2号踏切道(二色浜~鶴原)と初芝5号踏切道(初芝~萩原天神)で運用を開始しました。
 今回、新たに導入した装置では、自動車に加え、今まで検知が難しかった車いす・歩行者・自転車などに対しての検知性能が高まりました。


  • 図1

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  •   図2

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    平面式踏切障害物検知装置

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    特殊信号発光機

  • 担当者コメント
  • 電気課 西山 偉

  •  新型障害物検知装置は、自動車より小さい50cm四方の物体を検知できるようになった分、自動車の立ち往生だけでなく、踏切道を通行されている歩行者まで検知してしまい、必要以上に列車の運行を妨げダイヤが乱れやすくなるという問題がありました。
     この問題を解決するには、検知時間に余裕を持たせるために、早めに踏切装置を鳴動させる必要があります。そうすると今度は踏切警報時間が長くなり、通行するお客さまにご不便をおかけしてしまいます。
     お客さまにご不便をおかけしないために、踏切警報時間をできるだけ長くせず、列車に支障する物体のみを検知できる適切な時間を模索するための試験を繰り返して改善した結果、運用開始にこぎつけることができました。
     今後もこの新型装置の設置を計画的に進め、踏切道を通行されるお客さまと電車をご利用されるお客さまの安全を守っていけるよう、努めてまいります。